「柔道整復師」とはどんな資格

 柔道整復師は、国家試験に合格し厚生労働大臣免許を取得した人のことをいいます。
 主に、骨折・脱臼・捻挫などの怪我に対し、手術を行わずに人間がもともと持つ自然治癒能力を最大限に発揮させる施術を行っています。

1 仕事内容

ケガに対して主に3つの治療を行います

  • 整復
    骨折や、脱臼した骨をもとの状態に戻す治療方法です。
  • 固定
    整復によってもとに戻した骨や筋肉を、包帯やテーピングなどを使って固定する治療方法です。
  • 後療法(こうりょうほう)
    ケガで痛めてしまった場所を回復させるために、物理療法(電気などを使った治療するための機器)や運動療法(運動の指導、筋力トレーニング)を行う治療方法です。

2 保険

 治療を行うにあたって発生した治療費を、保険を使って負担を軽くすることができます。基本的に、骨折や脱臼、打撲などのケガで受けた治療は保険を使うことができます。
 なお、柔道整復師は骨折や脱臼のケガをあらかじめ医師の同意を受けてから治療します。
 しかし、同じ月に違う場所で同じ保険を使うことはできないので注意が必要です。

3 主な就職先

 柔道整復師といえば、みなさんはどんな場所で働いているイメージがありますか?接骨院や整骨院で働いている姿を想像する人が多いと思います。

しかしそれだけではないのです!!!

 実は、病院やスポーツトレーナー、介護福祉分野などでも活躍することが出来ます。さらに、自ら接骨院などを開業することも可能です!!

このように柔道整復師が活躍できる場所は少しずつ増えています。